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寒い冬、ふかふかギャッベで暖かく


こんにちは。ガラタバザールの今橋です。
ガラタバザールのある東京でも初雪を観測するなど、本格的に寒~い季節がやってきました。
絨毯専門店としては寒い季節は忙しくさせていただく時期です。今年も東京の最低気温がちょうど0℃を下回ったあたりから、お問い合わせが急増しております。
ガラタバザールが専門に扱う絨毯は、床からの冷気をさえぎってくれ、寒い冬を少しでも暖かくお過ごしいただけます。
今回は私たちのお店に取り扱いのある手織り絨毯、特に「ギャッベ(ギャベ)」に焦点を当てて、ギャッベの暖かさの秘密を探ってみたいと思います。

ギャッベ(ギャベ)の暖かさの秘密

ギャッベ(ギャベ)は、その美しさだけでなく、その暖かさでも知られています。では、その暖かさの秘密は一体何なのでしょうか?
ギャッベ(ギャベ)を織るカシュカイ族の暮らしも交えてご紹介いたします。

カシュカイ族の暮らす、ザクロス山脈

ギャッベ(ギャベ)を織る遊牧民、カシュカイ族が暮らしているのはイラン、ファールス州のザクロス山脈というところ。
日中には40度を超え、夜は氷点下15度の気温になることも珍しくない過酷な環境です。
そんな過酷な環境で遊牧生活を営む彼らにとって、暖かいギャッベ(ギャベ)は生活に欠かせないアイテムです。

カシュカイ族のテントの中

彼らは遊牧民、決まった家を持ちません。
移動した先々で、テントをたてて暮らしています。
テントですから、もちろん床はありません。
そこで、地べたにギャッベ(ギャベ)を敷いて座ったり寝たりしているのです。

カシュカイの人たちは地面にまずフェルトのようなものを敷き、その上にギャッベを何枚か重ねて敷いていると言います。
そうして、ギャッベ(ギャベ)の毛足の部分に空気の層をつくることによって、地面からの冷気を防いでいるのです。

過酷な山岳地帯で実際に使用されているところを想像すると、ギャッベ(ギャベ)の暖かさがなんとなく感じられるのではないでしょうか。ハードな環境下にも耐えうる耐久性やクッション性も折り紙付きです。

日本の住居での生活では、ギャッベ(ギャベ)を重ねるような場面はなさそうですが、1枚でも暖かさは抜群ですよ。

ギャッベ(ギャベ)に使われるウール

ギャッベ(ギャベ)に使われるウールはもちろんカシュカイ族が遊牧している羊からとれたウールです。
イランの羊の種類は原種であるユリアル種から雑種化したものと言われています。
山間部での生活に適した羊毛を持っており、セーターなどによく使われるメリノ種とは違う品種の羊です。
写真で違いを比べてみましょう。

羊の比較

比較してみると違いがわかりますね。
厳しい自然の中で育った羊は、毛足が長くて強く、毛に含まれる油分も多いため、敷物の材料としては最適なのだそう。
ギャッベ(ギャベ)の暖かさの秘密は使われているウールの質にもあったんですね。

見た目も暖かいギャッベ(ギャベ)

見た目も暖かいギャッベ(ギャベ)

ギャッベ(ギャベ)は視覚的にも暖かさを感じることができます。

当店で扱っているギャッベ(ギャベ)はいくつかのランクに分かれていますが、
もっともふかふかのタイプは、3センチ以上の厚みがあるものも!

小さいギャッベ(ギャベ)でもお部屋に1枚置いておくだけで、ふかふかしていて暖かい感じがしますよ。
暖かそうなギャッベ(ギャベ)をピックアップしてみましたので、ご覧ください!

いかがでしたでしょうか。
カシュカイ族の生活から生まれた暖かいギャッベ(ギャベ)、ぜひお部屋に取り入れてみてくださいね。

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