2001年4月アーカイブ

キリムのモチーフ:イーブルアイ

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イーブルアイ

人々の生活にふりかかるあらゆる被害、病気やケガ、不幸なこと、死・・・
そのすべてを引き起こすと信じられている悪魔の視線。
この目のモチーフはその悪魔の視線に対抗して用いられる魔よけの意味。


キリムのモチーフ:目

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ギョズ・目

抽象化された目のデザイン。
悪魔の視線から引き起こされる災害・障害を妨げるのに、
もっとも有効なのは人間の目自身であるという考えに由来する。


キリムのモチーフ:手

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エル・手

5本のライン、または5つの点は、手の形・5本の指に由来し、
アナトリアではラッキーナンバー。
手のモチーフは、魔よけの目(Evel Eye)を守るためにいっしょに用いられます。



キリムのモチーフ:星

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ソロモンの星

六角形の星は、ソロモンの星に由来するモチーフ。
幸福や豊饒を表し、また母神の象徴でもあります。
この星のモチーフはアナトリアでは八角形、十角形にアレンジされて登場することも。



キリムのモチーフ:陰陽

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陰陽・インヤン

陰陽、インヤン。はるか東方より伝わる陰と陽の思想。
男女のつながり、調和の意味に用いられます。


キリムのモチーフ:フェタリティ

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フェタリティ

カフスボタンのような形。家族や親戚の結束の強さを象徴し、それがずっと続くようにという願い。
また愛する人と一緒にいられるようにという祈りでもあります。

キリムのモチーフ:嫁入りたんす

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サンドゥック

嫁入りたんすと呼ばれるモチーフ。
婚礼道具として織るキリムに、結婚して子供がほしいなという気持ちを表現したもの。
また、時に死と棺をあらわすとも言われます。

キリムのモチーフ:イヤリング

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キュペ

女性のイアリングを形取ったモチーフ。
自分から、あの人と結婚したい!なんて絶対に言えない女性たちからの、熱い愛のメッセージ

キリムのモチーフ:花嫁の髪飾り

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花嫁の髪飾り

花嫁の髪飾り。嫁入り道具として持参するキリムには必ず用いられる愛らしいモチーフ。
結婚への夢や、将来の幸せへの希望が込められています。

コチボユヌズ

雄羊の角。コチボユヌズ. 男性のシンボル、強さ・ヒロイズムの象徴。
形のバリエーションが豊富で、キリムではもっとも多用されるモチーフ。


キリムのモチーフ:エリベリンデ

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エリベリンデ

母神が腰に手を当てている姿を形取ったモチーフ。エリベリンデ。
すべての母性の象徴であるとともに、豊穣への祈り、たくさんの子供を願う気持ちが込められています。時に象徴的に、時にとても写実的とも思える姿で、繰り返し登場するポピュラーなモチーフ。

キリムのモチーフ:S字のフック

悪魔の視線に対して用いられるカギのモチーフ。S字がどちら向きかは、地域によって違います。

キリムのモチーフ:ドラゴン

ドラゴン

ドラゴンが雲にのってやってくるところをシンボル化したモチーフ。
ドラゴンとフェニックスの戦いが、雨期の終わりを告げる恵みの雨をもたらす
という神話にもとづいています。


キリムのモチーフ:サソリ・アクレップ

ドラゴンの化身として信じられているさそりのモチーフ。ドラゴンと同じ意味で用いられています。

狼の口、狼の足跡。家庭や家族を狼から守るために用いられる。もともと遊牧生活、半遊牧生活を送っていた民族にとって、 狼はつねに脅威であったのです。

キリムのモチーフ:ドラゴンの爪

モンスターの足跡と表現されますが、もともとはドラゴンと同じような意味。

キリムのモチーフ:生命の樹

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Tree of Life

ひとつの幹から枝葉がわかれ大きく広がっていく様子を描いた生命の樹。
脈々と続く命、子孫の反映をイメージしたイスラム思想に基づいた美しいモチーフです。
アナトリア(トルコ)キリムでは、三角の屋根の形をしたミフラープデザインとともに用いられることも多く、お祈り用のキリムのもっとも典型的なパターンになっています。

キリムとは?

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キリムは、アナトリア高原から広がるチュルク族、遊牧民たちが織る平織りの敷物です。
幾何学のモチーフはさまざまな意味を持ち、独創的な色やデザインは、その芸術性の高さでも注目されています。

キリムの語源について

キリムとはもともと日本語だったSUSHI(スシ)とか、もともとフィンランド語だったSAUNA(サウナ)などの言葉が、英語やその他の言語に取り入れられて一般に使われる言葉になったのと同じように、もともとトルコ語で使われていたKILIM(キリム)という言葉は、世界中で一般に使われるようになったトルコ語です。ウールの平織りのものを指していて、敷物に限らずテント布や収納用具などの生活道具として使われていたものも、すべてキリムです。
現在ではトルコといえばトルコ共和国のことですが、トルコ語を話す民族=チュルク族はアナトリア高原から中央アジアの広い地域に住んでいますから、キリムの文化圏もとても広いことがわかります。
そのほかの近隣諸国では、ケレム、ギリムなど様々な発音で呼ばれているようです。ウールの平織りの敷物は、アフリカや南米などの広い地域で作られていましたが、中でもトルコ(アナトリア)のものはデザインや色が美しく、19世紀の末ごろから欧米の人々が好んで買い求めるようになったため、平織りの敷物の総称として、トルコ語のキリムが使われるようになったのです。

キリム織りの技法

キリムとは下の図は、一般的なキリムの織り目を拡大したもの。トルコでは垂直に縦糸をぴんと張った織り機に、横糸を通して目を詰めていきます。色を切り替えるときは、横糸を折り返しますから、幾何学模様を織り込んでいくと、切り替え部分には隙間ができるのです。キリムを織る技法や道具は、トルコ、中央アジア、イラン(ペルシア)でそれぞれ違ったものが見られます。
最もシンプルな平織りのほかに、飾り糸を織り込んでより複雑で頑丈な織りをつくる、ジジム(Cicim)やスマック(Sumak)、ジリ(Gili)など、さまざまな技法が用いられますが、すべて総称してキリムとして扱われます。
参考までに、英語でカーペット、ラグと呼ばれているのは、縦糸に結びつけた毛糸をカットしてパイル(毛足)のあるもので、キリムは含まれません。


一般的なキリム


毛足のあるカーペット


飾り糸を織り込むジジム

刺繍のように見えるスマック
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