トルキスタン、チュルク語族の言葉を話す人々は、カスピ海沿岸から中国に接するまで、とても広い範囲に住んでいて、みんな同じキリムの文化を持っているんです。大別すると、現在のトルクメニスタン共和国にあたる西トルキスタンと、現ウズベキスタン・アフガニスタンの東トルキスタン。(タンは国っていう意味です) 
東トルキスタンは、トルコ語を話しモンゴル系の顔を持つ人々---と呼ばれるそうですから、遠い東の国の日本と、アジアの西側トルコを結んでくれている感じがしますよね。

現在のアフガニスタンは政情が不安定なので、商品はトルコまで流れてきます。数年前にはイスタンブールでは見かけなかったキリムが、たくさん入って来るようになりました。いろいろなキリムが見られるのは嬉しいのですが、理由を考えると喜んでばかりはいられません…。

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