目次
普段のお手入れについて
普段のお手入れ方法
ギャッベの普段のお手入れは掃除機を丁寧にかける程度でOKです。ギャッベの毛足にそって掃除機をかけて、ホコリやゴミを取るようにします。
その際、ロボット掃除機のご使用はできればお控え下さい。厚みのあるギャッベに乗り上げることができず、縁を削り取ってしまう可能性があります。
玄関など、汚れやすい場所でお使いで、ヨゴレが気になる場合には、月に1回程度、絨毯の表面を水拭きします。 バケツ1杯の水に中性洗剤をキャップ1杯入れて、雑巾を固く絞り、じゅうたんの表面を毛並みに沿ってゴシゴシと強く拭いてください。ウールは湿気が苦手なので、水で洗ったあとはなるべく早く乾燥させたほうがいいです。
部分的に水洗いした場合は乾燥させて軽くブラッシングすると馴染みがよいです。
お天気のよい日には外干しを
ウールは特に湿気を苦手としています。じゅうたんを清潔に長持ちさせるためには、ホコリをとるだけでなく、湿気をとって常に乾燥させておくことも大切です。
お天気のよい日には、風通しのよいところにじゅうたんを干して、よく乾燥させてください。
ウールのにおいが気になるときは
湿気の多くなる季節、梅雨時などは、ウールのにおいが気になることもあります。
今までほとんど気にならなかったのに、急ににおいを感じるようになったということであれば、それは「湿気を含んでいるから」と考えられます。
基本的には乾燥した状態を保つことが大切です。晴れた日に屋外へ出してホコリを叩き落し、乾燥させてください。
大きなサイズの場合は、室内で週に一度は半分ずつめくるなどして湿気を発散させ、お部屋の換気も十分に行ってください。
使用してみて気になること
家具の下に敷きこんで跡がつかないか心配
ギャッベのパイル(毛足)はとても弾力性のある良質なウールですから、ヘタってしまったり、家具の跡がついてしまうことは、ほとんどありません。
長期間、重量のある家具を置いたままで凹んでしまうことがありましたら、ギャッベのパイルを根元から逆立てて立ち上げ、少し霧吹きなどで湿らせてからドライヤーなどで乾かしてみてください。
長期間しまうときは
季節の変わり目やお部屋の模様替えなどで、長期間ギャッベをしまっておくときには、まず丁寧にお掃除して、きれいになった状態でしまってください。
特に食べこぼしなどのヨゴレがあると、そこから虫がついてしまいますので、十分に注意が必要です。大きさにもよりますが、できるだけロール状に巻いて毛並みにクセがつかないようにして、横に寝かせて保管してください。
裏側のベルトは何?
ギャッベの裏面のベルトは、付いているものと無いものがあります。
ベルトは、縁が傷むのを緩和させる目的で、シルク製の細かな織りのペルシャ絨毯に取り付けられます。
ギャッベの中には、もともとペルシャ絨毯の加工・メンテナンスを行っていた工房で最後の仕上げをしたものがあり、そのためシルク絨毯同様にベルトが取り付けられているのです。
飛び出した毛糸を切っても大丈夫?
大丈夫です。
きれいに刈りそろえてあるギャッベの表面からパイル(毛足)が一本だけ長く飛び出してくることがあります。
これは輸入時の数回のブラッシングでも伸び切らなかった毛糸で、チリチリ丸まっていたものがお使いいただいているうちに、丸まりが取れて長く伸びたものです。手紡ぎの毛糸ならではの現象ですね。
根元の部分は、しっかりと結び付けてありますから、周囲の長さに合わせてカットしてしまって大丈夫です。
ギャッベを汚してしまったら
食べこぼしやシミができてしまったら
ウールのじゅうたんの表面は、ウールに含まれる脂分が水をはじくため、何かをこぼしてしまってもすぐに拭き取れば、目立つようなシミになることはほとんどありません。そのためなるべく早く拭き取ってしまうことが重要です。
もし、時間が経って取れなくなってしまったシミができたときには、まずは市販のカーペットクリーナーで拭きとってみてください。その際には、色落ちがしないか十分に注意して、少しずつ試して見ることをおすすめいたします。
ペットが粗相をしてしまった!
ペットのオシッコなどは強い臭いが残ってしまう可能性が高く、ご家庭で対処するのは難しいケースが多いです。
当店で取り次ぎしている絨毯専門のクリーニングは専門業者が絨毯用の施設を使い、専用のシャンプーで洗浄しますので汚れや臭いもさっぱりとれます。
どうしてもご家庭で、ということでなければご好評いただいているクリーニングをオススメします。
絨毯専門クリーニングについて
専門のクリーニングとは
当店でお取次ぎをしている絨毯専門のクリーニングは、大使館などの絨毯クリーニングも手がける専門の業者です。
ギャッベというウール製の手織り絨毯のクリーニングの経験も豊富で、日頃よりご好評いただいています。
クリーニングにかけるのは特別な事情がなければ3~5年に1回程度で十分ですが、長期間しまうことが決まっている場合、大きな汚れや臭いがついてしまった場合などは、実績のある専門のクリーニングをオススメしています。
クリーニングでこんな汚れは落ちる?
事前にご相談いただくことも多いのですが、実は極端な話、洗ってみないとわからないというのが正直なところです。
これまでほとんど全てのケースで状況が改善されますが、専門のクリーニングとはいえ、100パーセントきれいにとまではいかない場合もあることをご了承ください。
ギャッベの修理について
ギャッベの修理をしてほしい
ポンポンの取り付けや左右の巻き糸の修繕など、簡単な修理は当店で可能です。
お見積もりをする際に実際の状態を確認しないと判断が難しいので、ご相談の際には写真を一緒にお送りください。