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色が違う!19世紀のアンティークスマック

見事な細かさのアンティークスマック

現在のアゼルバイジャンに当たる地方の、箱型の収納袋からカットされたピースです。
ペルシャ語ではマフラッシュ(mafrash)、トルコ語ではベシックと呼ばれています。
下の写真は、ピースにカットする前の箱型のままの形。

原型のままのマフラッシュ 原型のままのマフラッシュ

側面のパネルに、細かく見事なスマック刺繍が施されていて、それはそれは見事なもの!
19世紀後半から20世紀初頭のものは、草木染の風合いも重なって、
美しいコレクションピースとなっています。

残念ながら状態が悪いため、そして箱型ではなかなか使い道がないため、
側面の細かな織りの部分だけをカットして、コレクションピースにいたしました!

スマックとは—

キリムの織り方の技法のひとつ。縦糸と横糸のほかに、もう一本飾り糸を前後させながら、一緒に織り込んでいきます。仕上がりは、刺繍のように見えますが、後からさしたものではなくて、織るときに一緒に組み込んでゆきます。
カスピ海の西側、現在のアゼルバイジャン共和国にあたるコーカサス地域に、手の込んだ素晴らしいスマックが多く見られ、シュマッハという町がスマックの語源になったといわれています。

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