Nomads in Anatolia
Nomads in Anatolia
アナトリア(現在のトルコ)に暮らす遊牧民の生活風景の撮影記録。
写真は、ほとんどが1970年代のもので、撮影されたエリアは、
南部のアンタルヤ地方、東部のマラテヤ・クルディッシュ地方など。
トルコキリムそのものについての資料や研究はたくさんありますが、
その織り手である遊牧民の実際の暮らしについては、
書籍や写真、(ましてや映像!)は、数少ないと言えると思います。
この本は、ドイツの研究者で、Koekboya (草木染についての研究)の著者でもある
Harald Boehmerによって編集されたもので、
アナトリア遊牧民の貴重な写真資料です。
写真に登場するような遊牧生活者は、1980年代にはほとんど姿を消してしまいました。
キリムで織られた収納袋(Cuval)ってどんな風に使われていたのか、
長細い巨大キリムは、テントの中でどうやって敷かれていたのか、
などなどがとてもよくわかります。
もちろん、各エリアのキリムについての研究や解説もあり、
実際に使われていたところをイメージすることができます。
私はなぜか間違えてドイツ語版を購入してしまったので(↑写真)
詳細についてはまだ読んでいないのです、、、
日本では英語版が手に入るようですので、早く読んでみたいです。
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