Carpet Design Awards 2012 /Domotex
DOMOTEX の会場内で開かれるCarpet Design Awardsへ。
毎年思うのですが、手織りのじゅうたんというマーケットの中で、新しいデザインや試みについて品評するというのは、けっこう難しいものです。
自分の趣味や思考がなかなかそちらへ向かないというか、、、、手織りの絨毯への興味って、その土地の伝統柄だったり、偶然にできあがったユニークなデザインだったり、そういう価値に目が行ってしまうんですよね。
でも、このCarpet Awardの会場へくると、古い時代のものを売買するだけではなく、21世紀の現在も毎日手を動かしてじゅうたんを織り続けている人たちのことを、もっと見よう、もっと知ろうと思うのです。
100年後200年後に、21世紀初頭のじゅうたんとして世界の人が知ることになる…
そんな一枚を、今ここで目にしているのかも。などと考えながら、各コーナーをまわります。
オールド・アンティークのコーナーは、比較的サイズの小さな伝統柄の出品です。
右側はゾランヴァリ社のルリバフ。12平米の大型です。
この見本市の後に、モロッコ行きの予定があったので、どうしても目に留まってしまう、ハイ・アトラスのキリム。
参加者は、8つのコーナーに展示されているじゅうたんの中から、気に入ったものを1点だけ選んで投票します。結果発表は2ヵ月後。自分の選んだじゅうたんが賞をとるか、楽しみです。
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