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サイズ: | 268x137cm | 産 地: | シルヴァン | 年 代: | 1960-70 | 素 材: | ウール×ウール |
 | イラン北部のカスピ海地方、または現在のアゼルバイジャンで織られたキリムです。魔除けの眼とされるイーブルアイのモチーフは、ひとつひとつ少しずつ表情が違って、手織りならではの可愛さが感じられる一枚です。
やや厚みがあり、やわらかくしなやかな織り地。ほとんど使われた様子がなくコンディションは良好です。
■カシュカイ族■ ギャッベを織る遊牧民として知られるイラン南部の部族グループ。現在、定住化が進んでいるが、今もなお、夏冬の生活エリアを変えるため数百キロの移動を繰り返しながら、テントで暮らしている人々もいます。大家族が暮らす大きな黒いテントの中で、家財道具をカバーしたり、日除けにしたり、もちろん敷物にしたりと、生活道具としてなくてはならないのが遊牧民にとってのキリムなのです。 イラン東南部のシーラーズを中心として、ザクロス山脈の麓に住むカシュカイ族は、トルコ語系の言葉を話す遊牧民で、イランの中では最もトルコに近いキリム文化を持っています。 |
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